借金はするな|リボ払い・ローン・奨学金は「高金利が残高にかかり続ける」

借金はするな|リボ払い・ローン・奨学金は「高金利が残高にかかり続ける」

🎯 結論:借金は「減らない残高に、高い金利がかかり続ける」仕組み。リボ払いは問答無用で即完済、奨学金は有利子を最小に、ローンで買い物をするな!

複利が「人類最大の発明」なら、借金はその発明を敵に回す行為です。あなたが寝ている間も、利息が利息を生んで膨らんでいく——方向が逆なだけで、仕組みはまったく同じ。だから当ブログの結論はシンプルです:借金はするな

目次

金利で見る「借金の危険度」ランキング

借金 金利の目安 72の法則で倍になる年数 判定
リボ払い 年15% 約5年で倍 最悪。今日やめる
カードローン・キャッシング 年14〜18% 約4〜5年で倍 最悪。触らない
自動車ローン(ディーラー系) 年3〜8% 不要。車は貯めてから現金で(リースも同類)
奨学金(有利子・二種) 年0.5〜1%程度 低利だが「子の借金」。最小限に
住宅ローン 年0.5〜2% 唯一議論の余地。ただし別記事のとおり慎重に

表に載せていない「もっと危険な借金」もある

  • 消費者金融・街金(町金):金利は年15〜18%が当たり前。CMで親しみやすく見せていますが、中身はリボと同じ「高金利が残高にかかり続ける」仕組みです。街金(中小の貸金業者)はさらに審査が緩い分、多重債務の入口になります。「ちょっとだけ借りる」の先に出口はありません
  • 残クレ(残価設定クレジット)は絶対ダメ:「月2万円で新車に乗れる」の正体は、車両価格の一部にしか金利がかからないように見えて、実際は据え置いた残価部分にも金利がかかる仕組み。数年後に「返す・買い取る・また残クレ」の三択を迫られ、ディーラーから永遠に降りられなくなります。車は現金一括で買えないなら、その車は身の丈に合っていません
  • スマホの分割払いもダメ:24回・48回払いは「無金利だから損じゃない」と思いがちですが、10万円超の端末を分割でしか買えない時点で、身の丈を超えた買い物です。分割の残債は乗り換えの足かせにもなります。一括で買える価格の端末を選ぶのが正解です。

リボ払いがどれほど悪魔か、数字で見る

50万円をリボ払い(年15%・月1万円返済)にすると——完済まで約6年半、支払う利息は約29万円。50万円の買い物に約79万円払う計算です。しかも月1万円の固定返済だと残高が減る実感がなく、その間に追加で使えば permanent に完済しません。リボ払いは「借金と気づかせない設計の借金」。クレカの設定が「リボ」になっていないか、今すぐ確認してください(一括払いに変更を)。

「投資より先に、借金返済」が鉄則の理由

投資の期待リターンは年5〜7%(保証なし)。リボの金利は年15%(確定)。つまりリボを返すことは「年15%で運用するのと同じ、しかも確実」です。高金利の借金がある人は、NISAより先に完済——これが数学の答えです(住宅ローンなど低金利は、投資と並走の余地があります)。

奨学金について、親子で知っておくこと

  • 給付型(返済不要)・無利子(一種)を最優先で狙う。ここは使う価値があります
  • 有利子(二種)は低利とはいえ、社会人スタートを数百万円の債務超過で始めるということ。借りる額は「必要最小限」に
  • 親としてできる最大の対策は、児童手当をNISAで運用してそもそも借りない選択肢を作っておくことです(教育費の記事へ)

盲点:奨学金の金利は「借りるとき」に決まらない

有利子(第二種)奨学金の落とし穴がこれです。金利が確定するのは、借りるときではなく貸与が終わるとき(返し始めるとき)。つまり大学1年で借り始めた時点では、卒業後に何%で返すのか誰にも分かりません。低金利のうちに借りたつもりでも、卒業時に金利が上がっていればその高い利率で20年返すことになります。利率固定方式と利率見直し方式の選択も貸与終了時。「今は低金利だから大丈夫」という判断自体が成り立たない——これも有利子を最小限にすべき理由です。

「良い借金」はあるのか?

世間では「事業や不動産のための借金は良い借金」と言われます。それはリターンが金利を上回る「見込み」がある場合の話で、見込みを扱えるのは上級者だけ。このブログの読者層(資産形成の途中にいる会社員)にとっての実務的な結論は——消費のための借金はゼロ、住宅ローンだけは別途慎重に検討、で十分です。

本質はシンプル——支払いは「カードの一回払い」のみ

ここまで個別に見てきましたが、本質は「借金がダメ」の一点です。リボも残クレも分割もBNPL(ペイディなどの後払い決済)も、名前が違うだけで全部借金。だから覚えるルールは1つで足ります——クレジットカードは一回払いのみ可。それ以外の払い方は全部使わない。カードを作ったら、リボ設定・分割設定がOFFになっているか今日確認してください(「自動リボ」が初期設定のカードがあります)。

もう1つ、別の角度から——ペアローンもおすすめしません。夫婦2人の収入を合算して「2人なら借りられる額」まで借りる仕組みですが、これは片方が働けなくなった瞬間・離婚した瞬間に破綻する設計です。どちらかが亡くなっても団信で消えるのは片方の分だけ。住宅ローンを組むなら1馬力で無理なく返せる額まで、が原則です。

いま借金がある人へ——返済は「最大の投資」

もし今の自分(や家族)の借金を正確に把握できていないなら、信用情報機関に自分の信用情報を開示請求する手があります。CIC(クレカ・スマホ分割)、JICC(消費者金融)、KSC(全国銀行個人信用情報センター:銀行ローン)の3機関で、スマホから各1,000円前後で取り寄せられます。自分名義の借金・残債・延滞記録がすべて一覧になるので、棚卸しの出発点に最適です。

そのうえで、やることは2つだけです。

  • ① 生活防衛資金(生活費の半年分)だけは手元に残す——これを崩して全額返済すると、急な出費でまた借りる悪循環に戻ります。
  • ② それ以外の余剰資金は、可能な限りすぐ・全部、金利の高い借金から返す——リボの返済は年15%の確定リターン。借金の返済は、世界のどんな金融商品より確実な「最大の投資」です。NISAはそのあとで構いません。

家族の借金が発覚した場合も同じです。責めるより先に、家族間で無利子で立て替えて、金利15%の借金をまず消す。返す相手を貸金業者から家族に付け替えるだけで、年15%の金利は止まります。あとは毎月決まった額を家族に返していけばいい。外に払うはずだった利息が、そのまま家計に残ります。

よくある質問

Q. 繰上返済と投資、どちらを優先すべき?
A. 「借金の金利」と「投資の期待リターン(年5%前後・保証なし)」の比較です。金利15%のリボ→問答無用で返済。金利3%超のローン→原則返済優先。金利1%未満の住宅ローン・無利子奨学金→投資と並走が合理的です。

Q. 車がどうしても必要な地域です。ローンなしでは買えません。
A. 気持ちは分かりますが、順番を変えましょう。今回は予算を下げて中古を現金で買い、次の買い替えに向けて月々「自分ローン」(自動積立)を自分に払う。次からは金利ゼロで車が買えます。

Q. 奨学金の繰上返済はすべき?
A. 無利子(一種)は急ぐ必要なし(インフレ下では実質目減りしていく借金です)。有利子(二種)は、生活防衛資金を確保した上で余裕があれば繰上も合理的。ただし金利1%未満なら投資優先の考え方もあります。

Q. リボの残高が大きくて完済が見えません。
A. ①これ以上使わない(カードを財布から抜く)②毎月の返済額を上げる(リボの最低返済額は罠です)③金利の低いローンへの借り換え(おまとめ)も選択肢。多重債務レベルなら、自治体の無料相談・法テラスへ。恥ずかしいことではなく、設計を直すだけの話です。

まとめ

複利を味方につける(NISA)か、敵に回す(リボ・ローン)か。同じ仕組みの、どちら側に立つかだけの話です。今日の行動:クレカのリボ設定を確認して解除。残高があるなら、すべてに優先して完済。それが年15%確定リターンの「最強の投資」です。

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